私たちの焼酎造りには、まずそこに故郷「五島列島」がありました。
豊かな大地と青い海、人情が温かい島【五島】の島の恵みで焼酎を造る…
それは、安心・安全で美味しい五島の魅力を瓶に封じ込めること。
ですから、輸入原料はもちろん、島以外からの原材料を一切使わない。
島で昔から大切に育てられている農産物と、島の水と、島の人の手で造る焼酎であることが私たち五島列島酒造の原点であり誇りでもあるのです。
そして、それはこれから先ずっと変わらない約束。
麦焼酎の原材料は「二条大麦」です。日本では大麦と言えば「六条大麦」のことを指しますが「二条大麦」は元々ビールの原料になる品種でビール麦などとも呼ばれています。
五島で育てられる「二条大麦・ニシノホシ」は、九州に適した品種改良で生まれた「二条大麦」で麦ご飯、焼酎原料に適した品種として育てられています。病気にも強く安全で高品質の麦、焼酎の醸造適正に優れた麦、それが五島産の「二条大麦・ニシノホシ」です。
甘藷(唐芋・サツマイモ)には、2000を越える品種があると言われています。
青果用、でんぷん用、加工食品用などそれぞれ適した用途と生産地を持っています。
芋焼酎の原材料には、多くが焼酎芋と呼ばれている「黄金千貫」が使われています。
でんぷん質が多く焼酎造りには最適な品種として取り入れられていますが、「黄金千貫」も、もともとは鹿児島の気候風土にあった食用芋なのです。
五島には、五島の風土に適した食用芋「高系14号」が昔から島の人の手で育てられていました。
島の大地で育ち、「かんころ」として島の人に愛されている美味しい甘藷。
五島の大地がしみこんだその芋が、五島産の「甘藷・高系14号」なのです。
*かんころ
かんころは、五島の方言でサツマイモを薄く切って天日干ししたものを言います。
元々は米があまり採れなかった時代に島で育てられている甘藷(サツマイモ)を使って考えられた、五島の特産品。
かんころ原料に、白餅と混ぜ合わせてつきあげたのが「かんころ餅」
芋の自然な甘味を最大限に生かした逸品として、五島のお土産にもなっているかんころ餅は、甘藷が収穫されると正月時期を中心に家々で作られる、島の人の暮らしの中に息づく食べ物なのです。
芋焼酎には、「麹米」としてお米を使います。「麹米」は、麹造りに使う原料米の事で、蒸したこのお米から糖質をアルコールに変える酵母である麹を造ります。
言わば、芋焼酎造りでは目に見えにくい原材料ですが、このお米も五島産にこだわりました。
九州の普通期水稲に「コシヒカリ」のおいしさを取り入れた改良品種「ヒノヒカリ」はもちろん原料米ではなく、食べて美味しい食料米が主役のお米です。
暖流に乗った温かい風、五島の大地、五島の水と人と太陽が育てた五島のお米ですから、安全で安心なのはもちろん、その一粒一粒に五島の風土がとけ込んでいます。
お米も美味しく安全な五島のお米、それが五島産の「米・ヒノヒカリ」です。
手つかずの自然が息づく五島は、その山々に磨かれた水も清く美味しい。
福江島の西部に位置する七岳(七ッ岳)は、浸食された山頂が鋸の歯のように7つの峰となっていることから名付けられました。
九州百名山の一つであるこの山には、美味しい水として地元の人々も酌みに来る湧水がこんこんと溢れています。
九州名水百泉にも選ばれたこの銘水で日本茶を入れると美味しく入ると評判。
五島の自然が磨き鍛えた五島の銘水、それが五島列島酒造の命の水「七岳湧水」です。
*「九州の名水百泉」西日本新聞社出版部(1994)